YouTubeで動画も載せてますので是非
『ダンケルク』観終わりました!楽しかったです。現地の方々もみんなフレンドリーで良か。英語喋れない日本人でごめんよ、、
お先に、
サウンドトラックは新宿で買いました。
こちらはセカイモンであったので、落札しました。これでインターステラーのフィルムと合わせて2枚目(ガッツ)
軽く説明すると縦23m×横32mの超巨大スクリーンで、シドニーIMAXシアターがない今、世界最大のスクリーンとなっています。過去には『ダークナイト』や『インターステラー』などのIMAX70mmや、『アバター3D』のIMAXレーザーをリバイバル上映した経歴があり、他のIMAXシアターよりも熱心で漢の中の漢なのだ。
IMAX70mm & IMAXレーザー両方上映
世界でここだけ。エキスポIMAXもしれくれよ(ボソッ)
スクリーンは勿論デカくて迫力ありましたが、シドニーIMAXを経験してしまった筆者にとっては、小さく感じてしまった(感覚麻痺) まぁそれでも十分な大きさ&汚れなしなので、大満足です。
座席はこんな感じです。ふかふか。まぁまぁ急勾配。
1番前からでも位置が高いですね。エキスポはこんな差はなかったと思います。落ちたら痛そう。シドニーIMAXと同様、この高さがあるため没入感もあります。
ホームです。
IMAX70mmを観て興奮する外国人
メルボルンIMAXの説明はこんなところでしょう。店員さん元気で好印象でした。(シドニーIMAXの店員さんは携帯いじいじ)
予告編は以下の通りです。
『ボヤージュオブタイム』
『ブレードランナー2049』
『ソー・ラグナロク』
全てIMAXレーザーで、ボヤージュオブタイムの画質はこれまた素晴らしい。
その後、メルボルンIMAXは世界最大だぜという案内と出口案内があり、本編へ。
ここからIMAXフィルムに切り替わります。
カウントダウンは最後のIMAXのロゴだけでフルサイズではありませんでした。
『ダンケルク』を観終えて
IMAX70mm×4回 IMAXレーザー×2回。1回目はIMAX70mmで、ストーリーや緊張感よりも映像に釘付け。その後もIMAXレーザーだったため、思わず映像に集中(4回目くらいから緊張感が伝わるという)。今作は笑いが一切ないって言いほど、戦場の真っ只中に立たされます。外国人誰も笑わないのでここは日本かと思いました(笑)是非、劇場で観てほしい作品です。過去作はシネスコの枠に人や物を合わせて撮影されていましたが、今回はフルサイズの1.43:1に結構合わせてきています(ノーラン監督とうとうやってしまったか)。1.43:1でもトム・ハーディの顔が入りきらないほどのアップが何回も出てきます。『ダークナイト』のジョーカー登場のシーンの様に。それと、巨大なスクリーンだと迫り来る戦闘機を見上げ、沈没していく光景を見下ろすことになるので、没入感アリアリです。爆弾で砂や水が飛んでいくのも、本当に高さ23mまで飛んでいきましたよ(笑)避けたくなります。
✈ With up to 40% more image, only IMAX puts you inside the cockpit of #Dunkirk. pic.twitter.com/vVseewt54y
— IMAX (@IMAX) 2017年8月11日
トムハ最高。
With up to 40% more image in IMAX, #Dunkirk is like nothing you’ve seen before. pic.twitter.com/k28QZMBWKm
— IMAX (@IMAX) 2017年8月4日
スピットファイヤ3機とも大迫力。上下カットされた予告編だと真ん中にしか目が行きません。
With #Dunkirk in IMAX, you’re surrounded. pic.twitter.com/EyGWewJlrF
— IMAX (@IMAX) 2017年8月6日
メルボルンIMAXだと、上から落ちてくる紙を見上げる形になります。こちらも予告編だと、上から落ちてくる紙ではなく、兵士に注目された感じになります。
さっそくこれだけでも監督の意図したものとは全然違ってきますね。
あ、予告編は見ない方がいいです(遅い)
音響に関しては、極上爆音上映で慣れていない限り十分満足です。
因みに映像体験としてノーラン監督は推していますが、『インターステラー』 in シドニーIMAXの方が凄かった…←
さぁ、まぁというわけでIMAX70mmとIMAXレーザーを観ました。客観的に書くことを努めます。各上映後、数時間以内に書いたため、美化された感想ではありません。(今後追記する可能性あり)
IMAX70mm
絵画のような美しさ。やわらかい質感&色彩。解像度はこちらが上。70mmシーンでは、黒をはじめとした色が濃いので味がある。
IMAXレーザー
コントラストが高いため、明るくて見やすい。安定した映像。70mmシーンでも明るくなるため、濃さがなくなり見やすい。
とまぁ、各それぞれ良い面を書きました。直接2つのフォーマットを観てハッキリしていることは、全くの別物ということです。なので筆者は緊張感とかそっちのけで映像がさっきのと全然違う!何これおもしれぇえ!!と興奮状態ですが、ここからさらに掘り下げて今回の『ダンケルク』によるフォーマットの比較を書きます。
IMAX70mmの映像は個人的に一言で表すと”美しい”です。一つ一つのシーン、コマが絵画的な印象です。以前にシドニーIMAXで観た『インターステラー』でもクーパー達がNASAの基地へ向かうときの(全然重要じゃない)夕方のシーンも「なんて”きれい”な景色なんだろう」と感動しました。一方、IMAXレーザーも解像度が高くて”綺麗”な映像ですが、あくまで解像度が高い映像。フィルムの質感は若干あるものの、あのため息が出るような”美しさ”はありませんでした。
そんなIMAXレーザーですが、映像の見やすさは利点です。明るくて色彩も良く、透明感があって見入ってしまいました。IMAX70mmは映像が白い部分がチカチカする時がワンシーンあったり、一瞬ですがゴミが付着するなどありました(インターステラーのときはゴミが付着することはなかったのですがね汗)。
しかしこの利点である明るさが、特に非IMAXフィルムカメラのシーンの良さを崩しています。その前に、同じフィルムでもIMAX70mmシーンと70mmシーンの映像は全く異なりまして、前者はフィルムの質感がありつつもデジタルを凌ぐほどの圧倒的解像度を誇り唯一無二の映像で不思議な感覚です。後者は本当にフィルムの映像で、ざらつきや色合いの濃さが凄く、味があります。IMAXレーザーは持ち前の明るさでそれを薄くしてしまって、全然違う映像になりました。全編均一とまではいかないですが、これを見やすくなったと思うか、本来のフィルムの質感が薄くなっているではないかと思うか、人それぞれという訳です。
(ネット上にある予告編はフィルムの質感が完全に消えています)
解像度に関してはIMAX70mmが良いです。
『ダンケルク』の106分(99分?)の中で、空中戦、トム・ハーディの顔、フィオン・ホワイトヘッドの顔のシーンが特に凄いです。映像とは思えない。流石MAX70mmってところですかね。でもエキスポIMAXサイズならIMAXレーザーでも大丈夫かも?IMAXレーザーはメルボルンIMAXの大きさで荒く見えるので、シドニーIMAXだと酷くなりそう。
見やすさに関してはIMAXレーザーが良いです。(IMAXデジタルやBlu-ray版もこちら側です。)
全体的に明るい、というか明るすぎる(笑)昼は太陽が差しているような感じで、海の中は見やすいです。キリアン様もお顔が見やすくなりました。
IMAX70mmは環境に大きく左右されるので当たり外れがございます。まぁでもメルボルンIMAXは良い方だと思いますよ。
(なお、『ダンケルク』上下40%カット記事で載せた『インターステラー』の高画質IMAX画角がありましたが、あれはIMAXフィルムでもIMAXレーザーでもないですね。あの画像は余裕で4K超えていますが、Ultra HD Blu-rayはあんな感じになるかも⁈)
どっちも凄い映像で見比べてなかなか面白かったです。どっちがいいかと思うなら、『ダンケルク』の時代的に、今回はIMAX70mmがいいかなと思いました。IMAXレーザーだと、現代というか最近起こった様な感覚で合わなかったです。クリアな映像だったので。でもIMAXレーザーの方が好きという外国人もいるみたいですし、エキスポIMAXで観ても筆者的に全然アリだと思います。
見比べた上で勝手な想像をしますが、他の作品だと、
『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』はIMAX70mm
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『スターウォーズ フォースの覚醒』『スターウォーズ 最後のジェダイ』はIMAXレーザー
『インターステラー』は両方とも合いそうなイメージです。
一番良いのは、共存。
どちらの方がいいからもう片方はいいやというのはナンセンスだと思っています。両方を上映することを実現したメルボルンIMAXは素晴らしいです。漢の中の漢です。今後、シドニーIMAXも復活しますが、あのシドニーIMAXがレーザーだけで済ますとは思えません(笑)もし同じ様に両方上映する機会があれば、それはまたそれで案件でしょう。
〜〜〜
筆者が書いた『ダンケルク』の記事で勘違いされた方もいるかもしれませんが、レーザーよりフィルムが良いからという理由で海外遠征しているわけではありません。
IMAXを初めて知ったきっかけがシドニーIMAX、IMAX70mmだったからと、ノーラン監督作品が好きだからです。
中学時代 シドニーIMAX、IMAXフィルムを知る
— あべんたドール (@AventaLp224) 2017年7月23日
2011年 名古屋IMAXで絶望する
2012年 ダークナイトライジング高校生だったので海外行けず
2014年 インターステラー海外遠征 友人が行けなくなり、中止
2015年 ようやくインターステラーシドニーIMAX観る
IMAXデジタル、最近はIMAXレーザーから興味を持たれた方々が殆どだと思いますが、筆者の場合は上記のきっかけからです。
世界最大のスクリーンで観てみたいなという好奇心から入り、いつか絶対にと、2015年に他のIMAXフィルムシアターよりはるかに大きいシドニーIMAXへ行きました。エキスポIMAXはその約半分のサイズなため、はっきり言うと物凄く小さいと感じてしまう可哀想なやつです(とは言いつつエキスポIMAXやIMAXデジタルを何回も観て楽しんでいます)。
エキスポIMAXと同じサイズのスミソニアンIMAX(フロリダ州)でインターステラーIMAX70mmリバイバル上映がありましたが、行く気は全くありませんでした。他の海外遠征経験者も、スクリーンの大きさを理由で行く人もいます。フィルムだろうとレーザーだろうと、それだけ世界最大レベルは凄いんです(エキスポIMAXでデカイと感じてIMAXデジタルの大きさでは物足りなくなると同じ感覚です)。しかしそれは以前のシドニーIMAX記事で伝えたはずなのて、ダンケルクの記事では上下40%カットという部分から入るように書きました。
あの記事はフィルムを中心でしたが、ノーラン監督作品を語る上でフィルムは外せません。マイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー最後の騎士王』はIMAXデジタル2Dカメラ(2台使用して3Dカメラへ変身)なので、あれを記事にするならIMAXレーザーをメインで書きます(誰か書いて)。
そしてもう一つ、IMAX70mmとノーラン監督作品の関係を知ると同時に、日本のIMAXフィルムシアターは既に閉館、フルサイズになるのは年に1、2作品のみ、筆者もしょっちゅう海外なんて行けない、行けたとしてもタイミングが合わないかもしれない、時代の流れでもういつ見れなくなるかわからない。
いつか近いうちにこの趣味は終わってしまう。
そう思いながら旅立っています。これら全て条件が整ったことで、筆者は躊躇なく海外まで行けます。1番大好きな『インターステラー』と究極の映像体験『ダンケルク』を観れたので、筆者はもう大満足です。悔いはありません。
どの作品もIMAX70mmで観なきゃ観なきゃではなく、大好きな映画作品にはとことん情熱を。IMAXレーザーは筆者からして、まだいつでも行けます。無くなることはないでしょう。これからですから
※海外遠征する人全てがこれに当てはまるわけではありません。あくまで個人のブログです。
おまけ
3D効果がアホみたいに凄いというかもはや頂点の問題作『UNDER THE SEA 3D』IMAX3Dフィルム&IMAX3Dレーザーです。
はい、以前にシドニーIMAXへ行った際に適当にドキュメンタリー作品も観ました。その内の1つがこれです。これがね、割と1番興奮しています。今回のメルボルンIMAXでも、IMAXレーザー版があったので観ました。これは『ダンケルク』とは違って、あまり差は変わらなかったかな。何でだろう(笑)3D効果もほぼ同じ。
3D映画って背景、人物、物とかで何層かあって立体的になっていますが、この作品は次元があまりにもかけ離れすぎて口があんぐりです。
多分500層くらいあるんじゃないかと思います。マジで。1mmごとに飛び出たり奥行きあるんじゃないかの勢いで、まず最初の字幕の時点から超絶近いです。しかも不自然さなし。
本当はもっと書きたいですが、ここまでにします。エキスポIMAXが上映してみんなが見れたら書くかな←
以上